事業案内SERVICE
初期診断・外観診断・精密診断
樹木診断は、「初期診断」と「専門診断(外観診断・精密診断)」があります。
初期診断は、樹木管理などにおいて樹木の異常を発見した場合に実施します。
外観診断
樹木診断とは、目視及び双眼鏡等により樹勢・樹形・病虫害等の観察及び樹体構造を外観から観察して、総合的に樹木の健康診断を行います。診断調査は、樹木診断表の項目に従い行います。
形状寸法について
樹高(H)、幹周(C)、枝張(W)の3項目について、メジャー及びスタッフを使用して測定。
- 樹高(H):樹木の樹冠から根鉢の上端までの垂直高さをいう。一部の突出した枝は含まない。
スタッフを使用して計測。 - 幹周(C):樹木の幹の周長をいい、根鉢の上端より1.2m上の位置を測定。幹が2本以上の樹木の場合においては、おのおのの周長の総和の70%をもって幹周とする。地上1.2mの位置が枝の分岐部である場合や、異常な凹凸部であった場合には、その下側の適切な位置で計測。
- 枝張(W):樹木の四方面に伸長した枝(葉)の幅をいう。測定方向により、幅に長短がある場合は、平均的な樹冠幅の位置で計測。一部の突出した枝は含まない。
骨格となる大枝・幹・根元
目視により、損傷・腐朽・空洞の規模を調査し、必要に応じてナイフで樹皮を剥皮し、材の状況を判断します。
また深植されて樹木の根張部分が見えない場合、土壌で覆われた根元部の材の状態を知るために、根元周囲の土壌をスコップ等によって掘削し観察。
また鋼棒を根元に貫入させ、根株の腐朽状況を調査。地上からでは判断できない高所部位(特に大枝の分岐部)では、梯子(2.0m程度)を使用して観察。
木槌診断によって幹内部の空洞の有無を確認し樹木を両手で押し、根元からの揺れの有無を確認します。
精密診断(腐朽診断・根株診断)
レジストグラフ(IML社製Resistograph)について
レジストグラフは樹木内部の腐朽及び空洞の規模を測定する目的で、ドイツのマテック博士らによって開発された装置です。
本調査で使用したレジストグラフは、刃先径3mm、軸径1.5mmの錐を一定速度で樹木に対して貫入します。その時に記録された相対的な抵抗値によって樹木内部の各位置における貫入抵抗を測定する装置です。
貫入抵抗の測定について
貫入抵抗測定(精密診断)は、外観診断調書カルテを参考に、対象樹木の最も強度的に劣ると考えられる部位について、貫入抵抗測定装置(IML社製Resistograph)により得られたデータから、測定断面における腐朽空洞率を算出し、幹折れの危険性について判定を導きます。
樹木医立会いのもと、補助員を含む機器測定オペレーターが、内部異常が最大と思われる位置で、4方向(十字方向)のデータを採取します。
レジストグラフ、データ解析法方法(PD600)
レジストグラフPD600は刃先の回転抵抗(緑色)と針を押し出す抵抗(青色)を波線グラフに表し、二波形の抵抗低下により腐朽部の判定を行います。
またテータの右側の数値は抵抗を表し、下線の数値は刃先が進んだ距離を表します。
診断表においては、刃先の回転抵抗のみのデータを表示します。
レジストグラフ、データ評価方法
レジストグラフ測定例について
貫入深さ0~30㎝までは健全な材が存在し、グラフは左肩上がりに漸増した。深さ30㎝以降に空洞または材の軟らかくなった腐朽部があり、抵抗は急落しその後はほぼ一定の値を示しているので、この部分は空洞または腐朽部と判定します。
実証例
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